2カ国留学はフィリピンのバギオ留学がお勧めの理由
2カ国留学とは?
授業料や物価も安いフィリピンに留学後、他国への長期留学やワーキングホリデーに行く手段を2カ国留学と呼んでいます。
英語の下地作りや、限られたワーキングホリデーの期間を最大限に活かす方法として2カ国留学が注目されています。
フィリピン留学の期間は2~3ヶ月を目安に、その後、ワーキングホリデーなどに旅立ちます。
この記事では2カ国留学のメリットやフィリピン留学の行き先として注目されているバギオについて解説します。
この記事でわかること
2カ国留学・3つのメリット
メリット1:費用を抑えられる
オーストラリアの語学学校に通う学費や滞在費と比較すると、約3割くらいの節約ができます。
更に、1日の勉強時間が多いフィリピン留学はお金を使う機会も少なく、使ったとしても物価が安いのでお小遣いも含めると4割くらい安くなることも。
具体的に同じような条件で比較してみましょう。
オーストラリアで4週間通う場合
入学金 $250
授業料 $1,520
教材費 $40
学生寮 $980
諸経費 $250
合計額 $3,040 (オーストラリアドル)
日本円に換算すると228,000円
*1日/4時間の一般英語コース
*学生寮は4人部屋で1日3食付き
フィリピンで4週間通う場合
入学金 $100
授業料 $850
教材費 $50
学生寮 $365
諸経費 $175
合計額 $1,540(アメリカドル)
日本円に換算すると162,000円
*1日/8時間の一般英語コース
*学生寮は4人部屋で1日3食付き
メリット2:授業の多さとマンツーマンレッスン
料金以上ののメリットは授業時間の多さとマンツーマンレッスンです。
オーストラリア他、欧米諸国の語学学校における1日の授業は4時間~5時間が殆どで、その授業は12~16人でグループレッスンを行います。
フィリピンの語学学校では1日6時間~8時間の授業が一般的で、その大半はマンツーマンでの授業が行われます。
例えば、マンツーマンが4時間、グループレッスンが2時間、参加自由のオプションクラスが2時間など、授業時間は欧米諸国の2倍です。
選ぶ学校にもよりますが、朝の単語テスト、夜の義務自習など、1日10時間の勉強もフィリピン留学では珍しくありません。
メリット3:ワーホリの1年間を最大限活かせる
基本的にワーホリ期間は最長で1年間。オーストラリアは条件を満たせば2年、3年と期間を延ばすこともできますが、1年しか滞在できないと仮定します。
ワーホリの魅力は働いて収入を得ながら生活できること。仮に最初の3ヶ月でオーストラリアの語学学校に通うと、働くことができるワーホリ期間は9ヶ月です。
ワーホリで滞在できる1年間を最大限に活かすには、例えば、フィリピン留学を3ヶ月+ワーホリ1年間というプランが良いでしょう。
安価な留学費用でしっかり英語力を付けてからワーホリに出発することができます。
フィリピン政府観光省のお墨付き
東京のフィリピン大使館内にありますフィリピン政府観光省に当社代表の奥津がお邪魔をして色々と話を伺ってきました。
左:フィリピン政府環境省 横山様
右:当社代表 奥津
治安のこと、経済のこと、留学のことまで沢山の話を伺いましたが、特に印象に残ったことを書きますと、
今までは「フィリピン留学=セブ」が大多数であったが、今後はバギオやクラークといった都市が注目されるだろう。
フィリピンの第一言語はタガログ語だが、アメリカの統治国家だった影響から人口の9割が英語を話すことができる。タガログ語+英語で【タグリッシュ】と言われるが国際共通語として全く問題ない。
フィリピン留学の魅力はマンツーマンレッスンが受けられること。他国では人件費の問題でマンツーマンレッスンの提供は難しいだろう。
治安は問題ないがセブは手慣れたところがあり、タクシーのボッタクリには注意が必要。
経済成長率は年6~7%と高く推移しており、人口の平均年齢も23歳と若い。まだまだ経済発展の余地があり、日本の大学生や社会人がこれらの経済成長を肌で感じるのは良い勉強になるだろう。
フィリピン留学・注目度No1のバギオ
バギオの気候
フィリピン政府環境省の横山氏も挙げていた、今後注目されるであろうフィリピンの留学都市【バギオ】。
標高1,500mほどに位置しており、山々に囲まれた街で、筆者のわたしが滞在した2月は東南アジア独特の蒸し暑さもなく、標高が高いので夜は涼しくフリースやパーカーが必要でした。
日中は半袖で過ごせますが、高温多湿のセブ島に比べると涼しくて過ごしやすい気候です。
バギオは6月~10月にかけてが雨季で降水量が多くなります。1日中雨がシトシトと降るのではなく午後の決まった時間帯に2~3時間ほど降り、雨季は湿気が多いのでジメジメ感はあります。
・ウィキペディアより・
バギオへの移動
移動はマニラ空港から車で約6時間。
バギオ発着の飛行機はなく、陸路での移動となります。
マニラ空港から学校が用意してくれる小型バスで向かい、約6時間の移動は整備された高速道路が大半ですが、最後の1時間は峠なのでクネクネ道です。
同じ学校とは限りませんが、バギオの学校へ入学予定の他の日本人と乗り合いでの送迎です。
教育の都市
バギオは【教育都市】や【学園都市】と呼ばれています。
4年制の大学が8校、専門学校が6校、士官学校(軍隊養成校)など、たくさんの教育機関が点在していることから、そう呼ばれています。
バギオに住む人口の約7割が20代で、主に20代前半の学生が多く暮らしています。
英語教師は花形の職業とされ、バギオの語学学校は大学を卒業した若く優秀な人材を教師として採用しやすく、バギオの語学学校における教師の質の高さはフィリピンでNO1と言われています。
治安が良い
治安が非常に良いのもバギオの特徴です。
街を歩くと警察官が目につき、アジア特有の物乞いもなく、タクシー代のボッタクリもまず無いそうです。
セブからバギオに移住した者いわく、普段の生活で必要以上に気を張ったり、タクシーと料金交渉することもなく、日常生活のストレスが大きく軽減されたそうです。
フィリピンの中でもバギオは富裕層が多く暮らす地域で、それが治安の良さにつながっており、現フィリピン大統領のデュテルテの別荘もあるそうです。
バギオに来る留学生の特徴
【BESA】というバギオの語学学校で形成されている組合があり、留学会社を招待してバギオの良さを知ってもらう為の研修ツアーを2015年より行っています。
2019年2月には5回目の研修ツアーが開催され、当社もこのツアーに参加しました。2020年3月も参加予定でしたが残念ながらコロナの影響で中止になってしまいました。
研修ツアーではバギオの街を観光したり、9校の語学学校を視察しましたが、各学校のスタッフが共通して言っていたのが以下の3点です。
・8週間~12週間の留学期間が多い
・2カ国留学を目的とした生徒が多い
・勉強意欲の高い生徒が入学してくる
バギオの語学学校に入学する多くは2~3ヶ月の留学で、フィリピン留学後にオーストラリアやカナダなどへのワーホリや長期留学に備えて勉強する者が多く、一日8時間~10時間ほど勉強するスパルタやセミスパルタ式の学校を求めてバギオが選ばれているそうです。
私が宿泊したバギオの学校では、夜遅くなっても勉強している学生が多いのが印象的でした。「深夜1時くらいまで勉強している生徒も多いですよ!」と学校スタッフが言ってました。
日本人学生も少なめ
年間、数万人の日本人がフィリピン留学に行きますが、その大多数はセブ島の語学学校に通います。フィリピン留学の7割~8割はセブを選んでいるそうです。
選ぶ学校にもよりますが、セブの語学学校では日本人率が常に40%以上になることも多く、日本人経営の学校では80%を超えることも。
近年は中国、台湾、ベトナム、タイ、ロシアなどからの留学生も増えていますが、セブの語学学校では日本人が多くなりがちです。
個人的には【日本人が少ない=英語が伸びる】には直結しないと考えますが、日本人が極力少ない環境を選びたい人はバギオの語学学校に通うことをお勧めします。
フィリピン留学やバギオのメリットをおさらい
フィリピン留学の特徴
・留学費用は欧米諸国に比べ3割~4割安
・授業時間は欧米諸国に比べ2倍相当
・1日の大半はマンツーマンレッスン
バギオの特徴
・気候が良い
・教育水準が高く教師の質も良い
・治安が良い
バギオの学校の特徴
・長期留学者が多い
・2カ国留学を控えた学生が多い
・勉強重視の学生が多い
・日本人率が低い
・スパルタ系でしっかり勉強
一日の授業スケジュール
各学校により色々なコースがありますが、主に以下のコースを開講しています。
・ESLコース
・TOEICコース
・IELTSコース
・ビジネス英語コース
・ワーホリ準備コース
スピーキング、リーディング、ライティング、リスニングの4科目をベースに総合的な英語力の強化を目指すのがESLコース。
ワーホリや他国への長期留学に備えてフィリピン留学をしたい方はESLコースが最適です。
参考までに、バギオのBECIという学校のESLコースの授業内容とスケジュールをご覧ください。
夕食後の3つのクラスは自由参加で、これらのクラスに参加しない場合は外出も可能です。
スパルタ式で平日は外出禁止のコースもありますが、少し緩めのセミスパルタコースであれば夜は外出してカフェに行ったり、飲みに行けたりもします。
必死に勉強している方は夕食後のクラスにも参加して、22時以降も予習や復習などを自習室で行っています。
最後にまとめ
2010年頃から留学者数が右肩あがりのフィリピン留学ですが全体の7割~8割がセブ島を選んでいます。
セブ島には沢山の学校があり、リゾートも楽しめ、直行便で5時間で行けるのも魅力、留学者数が一番多くなるのも当然の結果です。
当社でもセブ留学の申し込みをたくさん頂きますが、セブとは別の魅力を持つバギオにも注目してみて下さい!
【フィリピン留学=セブ島】という認識が強くあり、こぞってセブ島を推す留学会社も多いですが、ここ数年でバギオの良さを知る留学会社が増えているのも事実です。
バギオの語学学校と提携するためBESA(学校組合)に登録している日本の留学会社は2020年2月の時点で約80社でした。
この数字が多いか少ないかは別として、情報をしっかり得ている留学会社はバギオ留学を紹介しだしています。
ワーキングホリデーや他国への長期留学に備え、バギオでたっぷり勉強してみてはいかがでしょうか?
【フィリピン+オーストラリアへの2カ国留学】は当社でしっかりとサポートさせて頂きますので、ぜひご相談ください。
オーストラリア到着後の現地サポートも提供いたしております。